執行役員は取締役とは違って、企業の隅々まで意見が出せ、管理をしやすい。比較的動きやすく身軽なポジションだといえる。このため企業によっては、「代表取締役兼執行役員」など、社長などの役員がこの肩書をあえて名乗ることで、細かい指示を出すことがある。発展途上の企業や建て直しが必要な企業で多いケースだ。
常務などが集まって作られる取締役会の方針決定が、執行役員の仕事量を左右するといっても過言ではない。執行役員はいわば管理職にとっての管理職という存在だから、目の上のタンコブになるのが取締役会ということになる。そういう意味では、役員とはいえストレスの多いポジションだといえる。
部長や次長といった管理職の上層部にとって、執行役員は頼れる存在になるべきだ。巷では管理職の過労死や自殺などがよく話題になっているが、会社の方針を具体的に落とし込める存在がいれば、管理職の精神的・実務的な負担は大きく減る。もちろん、執行役員も管理職と連携をとって自分の負担を小さくすることも重要だ。
通常の役員は社員ではないため、給与ではなく報酬が支払われ、基本的に退職金も役員就任時に支払われる。しかし、執行役員は扱いとしては使用人でしかなく、雇用されている事実は一般社員と変わらない。そのため執行役員になっても、それほど偉くなった気がしない、というのが彼らの本音かもしれない。

Navigation

Calendar

2008N April
M T W T F S S
« Mar   Jul »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930